2012/09/09

ワークショップ終了

えと,うち(とは言ってもお隣の学部さん)が主催するワークショップが終了しました.

小規模だけれど,そこそこ面子が集まっていい雰囲気でした.

それに,一日だけというのもメリハリがついてよかったです.

メインスピーカーのリチャードは,この業界では「一発当てた」研究者として名高く,1988年の論文は誰もが読んでいると言っても過言ではない.

今回の彼の発表は,何か驚嘆させるものがあるわけでもなく,斬新なものでもなく,「批評・検証」に近いものでしたが,議論の組み立てが実に巧妙で,データも緻密でした.当然の話だけれど,「一発当てる」ためには綿密な土台が必要であるということを再認識させられた.

研究者として優れているのは特に強調する必要もないことだけれど,彼の素晴らしい点は教育者としても一流であるということ.

実は,ワークショップの前はうちで集中講義を担当してくれていたのだけれど,学生に対する姿勢が非常に素晴らしく,この日もその真摯な態度の一面が垣間見られて,非常に勉強になりました.

とにかく感心したのが,「人を褒める」ことが上手であるということ.

議論と話の仕方として,他人を批判するのは簡単だし,それに自分の優位性も示せるので,教育者という立場に立つ人はついつい安易に学生を批判してしまう.

特に若くて未熟な人たちの欠点は,先を走っている立場からすればついつい目に付いてしまうものだし,批判するのは容易なことなのだけれど,その種の行為はできるだけ抑えた方がいいと私は思う.

「やってみせ,言って聞かせて,させてみて,褒めてやらねば人は動かじ」「話合い,耳を傾け,承認し,任せてやらねば人は育たず」と山本五十六が述べていたことは有名だけれど,この態度をリチャードという人は実に自然に取っていました.

簡単なことではないのですけれど,私も自然に実践できるようになりたいと思う.

この人には,今後も会う機会が持てればいいなと思います.

さて.

この日は懇親会もあって,いろいろな人と話していたのだけれど,どうも自分はこの業界で生きていくための「俺が俺が」という主体性と自信が足りていないような気がします.

なにか,自分に対する自信がイマイチ欠けているような感じがしますし,「ガツガツ」しているような感覚が他の研究者に比べて随分足りていないような気がする.

自分はどうも他人の批判・批評にわりとまじめに耳を貸す傾向が強くて,仮にちょっと誤解されたようなコメントをされたとしても,ついつい「自分のプレゼンの仕方がまずかった,書き方がヘタだった」と自分を責めてしまうのだけれど,この業界は

「レビュアーのボケが」

という人たちの方が圧倒的に多くて,自負心がものすごく強いという印象を受けてしまう.まぁ,研究者としてはこれくらいの気概があった方がいいのではないかと思うのだけれど.

しかし,根拠のない自信は持てないので,マイペースでやっていこうと思っていますけれど.

そんな今日の晩御飯は,キノコの和風ハンバーグ,小松菜のおろし和え,トマトスライス,茄子とミョウガの味噌汁でした.明日も全く同じラインナップ.

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