2012/07/24

環境を変えるということ

イチローがヤンキースに移籍したというニュースが飛び込んできた.

ジムでテレビを見上げると,イチローがヤンキースのユニフォームを着て,セーフィコ・フィールドでプレーしている映像が目に入ってくる.

最初,何かのイベントかと思ったのだけれど,「イチロー,ヤンキースに移籍」という文字が帯に出てきた.

シアトル在住以来,ずっとマリナーズを応援してきた身としては,正直ショックだったのだけれど,

「あぁ,これでよかったんだな」

とすぐに思い直すこととなった.

なんとなく,キャリアと彼女を選択する際に,前者を選んだときのような気分に思えた(ちょっと違うかな?).

マリナーズは今年も最下位を独走中で,夢も希望もない球団(期待されていたアクリーとスモークは地を這う成績だし,ダン・ウィルソン以来インサイドワークのいいキャッチャーはいないままだし,リリーフはクローザー含めて壊滅状態だし)だし,このままモチベーションが上がらないまま若手を試す機会を潰すくらいなら,確かにイチローは出た方がよかったんじゃないかと思う.

去年と違って,守備指標も上がっているし,足は好調だし,打撃も一時期は悪くなかったし,たぶん,気分が乗ってきたらそれなりに持ち直してくるんじゃないかと思う.

ヤンキースは優勝が狙える位置にいるし,イチローはジーターとAロッドとも懇意,さらにはマリナーズ時代に仲の良かったイバニエスもいるし,チームにはすぐに溶け込めるんじゃないかと思う.

実にいい機会になったと思う.

ただ,注文が2つある.

まず,記者会見は,「誤解を招きたくない」ということから今まで通り通訳をつけたままだったが,やはり英語でコメントすべきだったのではないかと思う.

イチローはそれなりに英語が話せるし,メルティングポットの中心地みたいなニューヨークなら,少々訛っていても下手でも,英語を話していればそれで問題なかったのではないかと思う.

マリナーズでも,エドガー・マルチネスなんかは訛り丸出しの,決して上手とは言えないような英語で受け入れられていたし,やはりファンにダイレクトな形で溶け込もうとする意志が表明できるので,やはり現地の言葉で話す能力も資格もイチローにはあったんじゃないかと思う.

もう一つは,チームを移籍することにもっとポジティブなコメントを残してもよかったのではないかということ.

日本人的な謙譲の美徳と,今までのチームに対する配慮というものがあったと思うのだけれど,アメリカは移籍ということをネガティブに捉えることはないし,やはり前向きな抱負がニューヨークでは期待されていたのではないかと思う.

ジーターだの,Aロッドだの,テシェイラだの,チームを引っ張る中心選手が目白押しのチームだが,イチローは彼らと比べても遜色ない一流の実績を残してきた選手だし,単に後から来た新参者としてチームを陰から支えるだけではなく,チームの前線にたって引っ張ることも期待されているのは間違いないと思う.イチローには,それだけの資格も能力もあるわけだし.

まぁ,これで個人的には楽しみが増えてよかったのですけれどが

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