2011/02/15

自画自賛

えっと,大手のきっつい所(KとかSとか)に目をつけられているわけではないので,そこはちょっと気楽なのだけれど,とりあえずは無事に入試と採点が終わりました.

やれやれ.

まぁ,もうconfidentialな情報でもなくなったので,ちょっとだけ自画自賛すると,うちの学部の英語の入試問題は,一応,理想とされる辺りの得点率に収めることができました.

苦労したしな.(ていうか,最初から全部,任せてもらえれば楽だったのですけれど,察してやってください)

標準的で,取り組みやすく,純粋に英語力を試せる問題になったなという印象があったとすれば,7割方,私の力だと思います.偉そうな物言いだということは自覚してますけど,確信を持ってます.(日本社会で,新任の教員がガンガンものを言うのはけっこうしんどい仕事なのです)

難易度の調節を含め,K塾で働いた経験はかなり大きかったですね.英語を教える現場に立つ,教壇で教える,教育カリキュラムに精通する,いろんな学校,各種教育産業の内部に通じる,という経験をしている大学教員なんてほとんどいないのだろうけど,たぶんこの経験はあと10年くらいの賞味期限があると思う.せっかくなので,もうしばらく活用していきたいのだけれど.

それと,英作文の採点なんかをしていてひしひしと感じていたのが,大学で英語の読み書きが必須の学科の学生の基礎学力が低いという事実.

もう数年前から言われていることだけれど,例えば,言語学だとか心理学だとか,質の高い論文や教科書の大半が英語で書かれている業界のものをきっちりとやってもらおうと思えば,基本的な英語力の養成は必要不可欠になってくるのに,簡単な英文すら読めないのであれば授業が成立しないという事実.

これはなんとかしないといけない.

コケにされているのでかわいそうなのだけれど,最近の学生さんは総じて向上心があって勤勉なので,大学でそれなりのコースを準備してやればけっこう勉強すると思う.それに,うちはまだ勉強する人たちがたくさん入ってきてくれる大学である.

彼らは単純に,「教わっていないから,知らない」ということが多いだけなので,なんとかできるようなカリキュラムを,いい学生さんが来てくれている時代に整備する必要があると思うのだけれど.

実際,北海道の私立大学で「北」のつく2大学の外国語カリキュラムはかなり整備されている様子であるということはよく分かる.

1年,2年でみっちりと基礎体力を鍛えるので,3年,4年ではしっかりと専門科目が教えられる.この制度は現状で一番好ましいし,かつ,そういうきっちりとした指導をボリュームゾーンの学生は望んでいるように思える.

例えば,北星学園大学英文科 お知らせでは,ゼミで作成した英字新聞や,卒業研究の英字新聞を公開しているのだが,質・量ともなかなかのものである.これだけの作文力なんて,たぶん,私の母校の阪大の英文・英語学の卒論でもなかなかお目にかかれない(数人,一部添削した後輩さんたちがいるので,よく分かる).

基本的だが,言いたいことをきっちりと伝える文章を書く.

これだけのことができる土台があるのであれば,3年,4年の専門授業では十分に洋書が採用できる.リサーチ・ペーパーを読ませられれば,授業はかなり生産的になる.

せめて自分の手の届く範囲の学科のカリキュラムでは,これに近いくらいのコンセプトくらいは作っていきたいと思うが.

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