2011/02/14

迷う

えっと,まだまだ自分が守りに入っていないというか,心の底ではいろいろやりたがっているんだなということを,昨晩感じておりました.

ベッドに入った頃(12時前),某所のmailing listからResearch Associate Linguisticsの情報が流れてきたので,research proposalから何からといろいろと読んでいたのです.

ちょっとかいつまんで説明すると,要するにケンブリッジのポスドクの仕事の機会の話.給料が年間27,319ポンドから28,983ポンドで5年の契約.比較統語論を研究するプロジェクトで,学部生用の授業も受け持つし,PhDの学生のアドバイザーなんかもする機会があるみたいである.さらには,このプロジェクトの成果を1冊の本にまとめて出版する必要があるようである.(願ったり叶ったりだが)

このプロジェクトチームのチーフのイアン(某所の学会では,私の目の前で寝息を立てて寝ていたのだが)は歴史統語論ではちょっと知られた人物だし,それより何よりサポートスタッフにTheresaが入っているのも興味深い.彼女はまだ若いので,有名なpublicationがあるわけでもないが,優秀で活動的な人なので,今後間違いなく活躍する言語学者だと思う.気さくでいろいろ話に乗ってくれるので,一緒に仕事ができるのは魅力的である.プロジェクトでは,non-configurational languageを扱うのが望ましいという趣旨だが,これも絶妙なタイミングである.日本語が,所謂non-configurational languageに分類できるという話は,Haleの指摘以来重要なissueだが,これをSaitoの議論も含めて評価し直す価値は十二分にあると思う.ちょうど,Davidらがやっていたmirros and micro-parametersも出版されたところだし.(本は高いけど,Davidにmailしたらpdfでくれるよ.>K.Y. くん)

それに場所がケンブリッジというのもいい.研究に集中できる環境であることは間違いないし,ヨーロッパだからあちこちの学会にも顔を出せるし,時にはロンドンやヨークにも帰って,修行させてもらうこともできる.学部生も大学院生も優秀な人間はなんだかんだで多いので,刺激も受けさせてもらえる.

なんだか,想像しただけでわくわくしてくる.優秀な人間が周りにうじゃうじゃしていると,劣等感も出てくるのだけれど,自分の脳みそが活動しているのが直に感じられてゾクゾクしてくるんですよね.まだ,チャレンジしても悪くない年齢だと思うのだけれど.

楽観的かもしれないが,5年みっちりやって目に見える研究成果も出れば,帰国して就職するのも難しくはないのではないかと思うのだけれど,5年後な.確かに,微妙な年齢だな.

でも,このまま安定して,研究者として腐っていくのももったいないな.自分は,きつい環境ならそれなりに成果も上げられそうだけれど,一人で勝手にほっといて芽が出ていく程,優秀な人間でもないしねぇ.

私のような半端者は,日本の大学なんかにいても埋もれていくだけのような気がする.

ちょっと,今週一週間だけ,この仕事にアプライするかどうか真剣に悩もう.

今のところ,出す気持ち15%といったとこかな?でも,日本のまともな大学に常勤職で就職しているのに,あえて任期付きに飛び込むなんて,ちょっと「まともじゃない」と思えるくらいの理性はある.

難しいなぁ.

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