2011/01/11

孤児という話から(聖闘士星矢)

えと,最近,タイガーマスク運動なるものが流行っているみたいですね.

ま,やらない善よりやる偽善,これで笑顔になれる子供達がたくさんいるのならいいんじゃないでしょうか.

ところで.

タイガーマスクこと伊達直人も孤児院の出身で,孤児たちのためにいろいろと奮闘したという設定になっていたわけですが.

私が幼少の頃は,夕方の18時半からテレビ大阪で再放送があったので,一応,タイガーマスクもどんな話だったのかは知っていますけれど,我々の世代で孤児のヒーローと言えば,

聖闘士星矢



ということになります.

えと,今,振り返ってみれば,キャラクターがかっこいいのはいいのだけれど,設定がいろいろ「変なの」ってことは多いですよね.青銅聖闘士が中学生という年齢だとか(氷河の一輝に対する「お前は俺の心を無残に踏みにじり,俺の心に怒りをはりめぐらせた.もはやお前を葬るに何のためらいもない」とか,語彙もたいしたもんです).

ストーリーはまぁ,それなりだったと思いますけど,主要なシーンを占める戦いの場面ってのはワンパターンでしたよね.

星矢は,まず相手に対してペガサス流星拳を繰り出して,それで通用しなくて,何度も何度も攻撃されて,でも,それでも何度も立ち上がってペガサス流星拳を放っていくうちに,小宇宙が増大して,そのうち有効打が増えていって,なんとか勝つ,というのが基本だし.(暗黒ペガサス戦だけはすんなりと勝ちましたが)

紫龍は,なぜか聖闘士最下層のクラスの青銅聖闘士なのにもかかわらず,聖衣では最強の硬度を誇るとかいう拳と盾を持つドラゴンの聖闘士なのに,いっつも上半身裸になって,素手で廬山昇竜波を放って勝つ(それで,星矢以上に活躍する).

氷河だけはちょっとワンパターンとは言えなくて,苦戦したり,負けたり,まぁ,いろいろありますけど,だいたいダイヤモンドダストが通用しなくて,そのうち佳境に入ってからオーロラサンダーアタック(原作ではホールドニースメルチ)を打って勝つ,と.

瞬は,相手を傷つけたくないetcと言ってぐだぐだやられるのだけれど,なんだかんだでチェイン以外の武器で勝つか,死にかけになったところで,一輝に助けられる,と.

一輝はいつもはぐれ者で,瞬のピンチに出てきて,いっつもいっつも相手集団のジョーカーと対戦させられて,まぁ,なんとか勝ちますよね.

まぁ,小学生の頃はこれはこれで楽しかったのですけれど.

でも,それにしても,城戸光政という人はいただけない.

聖闘士になる星矢たち,孤児を世話するグラード財団の総帥なんですけれど,世界各国で100人以上の子供を作ってくるわ,しかも母親ごと見捨てて全員孤児にしてしまうわ,の人でなし.

種付けだけして,後は知らんといって放り出してくるような爺なのです.しかも,養育費を払えるだけのお金は稼いでいるはずなのに,知らんぷり.氷河は7歳の時に,事故で生き別れになってしまった母,ナターシャにずっと思いをはせていて,死んでからも深海にある遺体に花を添えに行っていましたが(そのせいで,よく「マザコン」と呼ばれていたけど),7歳の時に一人身の母と生き別れた14歳の少年なんだから,別に悪くないじゃないかと私は思う.

大人になってからの感想ですが,やりたいことだけやって,女と子供を捨てまくった城戸光政って,ほんとろくでなしだと思う.フェミニズム団体は,架空の人物だが,この男を糾弾してもいいのではあるまいか.

だって,女はやるだけやって捨てるわ,あげく,子供は孤児にして,地獄のような場所にどんどん放り込むわって,親の愛情の「あ」の字もないやんと思うのだけれど.(獅子は子供を谷底に落とすとは言いますけれど)

そりゃ,一輝が怒るのも無理ないでしょ.最愛の弟を不幸にして,さらに母親を捨てた男に復讐心の一つや二つ抱いても問題はないと思うのだけれど.

こういうことは,ちょっと小学校の低学年には分かりませんでしたけど,まぁ,いろいろ分かることも出てきますね.(大人になって,ようやくどういう話か分かったのは,あと機動戦士Zガンダムがある.あれは本当に難解な話だ)

星矢は孤児院では,後輩の子供たちに人気だったけれど,中学生にランドセルを送れというのはちょっと難しいな.

やっぱり,伊達直人さんに頼むか.

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