2010/05/23

いいポジションだね

とあるメーリングリストに入っているのだけれど,まぁ,最近まで就職活動やってた癖か,ジョブオファーもけっこうチェックしています.

ベルリンのZASでquantifierに関するポスドクのポジションがあるんだけど,悪くないですね.

うん,悪くない.

業界関係者じゃない人たちに一応説明しておくと,post-doctoral fellowというのは,博士号を取ってから年数の浅い人が就任できる職のことです.日本でも「ポスドク」という名前で通っている.

日本と欧米ではポスドクの扱いもけっこう違うので,この辺の話をすると.

日本でも科研費という,なけなしのお金を研究者は獲得する権利があるのだけれど(仕分けの対象になっているのは言うまでもない.バカ政府),欧米だとけっこうな規模でお金がもらえます.

だいたいは,短期の研究計画を立てて,それが審査の結果有望だと認められれば研究者にけっこうなお金がふってくるわけです.

もちろん,横領はしちゃいけませんけど.

それで,その研究計画に沿った形で,その手のテーマに強そうな若手研究者を募って,共同研究者ないしは助手として使うことができるので,研究者にとっても,そして競争の激しい就職戦線に飛び込んできた博士号取得者にとってもいい話なわけです.

ポスドクというポジションに就くと,その研究資金を取ってきた研究者の意向に沿わないといけないとか,雑用をしなきゃいけないとか,一定数の授業を持たなければいけないとか,それなりに制約はあるわけだけれど,逆に自分の専門分野とぴったしかんかんだと,その道の一流の研究者からいろいろ学べるという絶好の機会にもなる.

ZASは研究するにはとてもいい場所だし,ベルリンという都市も住みやすくていい.それにこの資金を取ってきた研究者には,私も結構興味がある.(ドイツ人だけど,奥さんは日本人だったりする.まぁ,この情報だけで業界関係者は「あー,彼ね」とすぐに分かるのが怖いところでもあるが)

今,求職期間中だったらすぐにapplicationを書いていただろうな.

ちなみに待遇なんですけど,15ヶ月プラス12ヶ月の延長が可能で,年収は約43,000ユーロ.

今は壮絶な円高ですけど,たぶん適正相場と思われる1ユーロ150円で計算してみると,年収は6,450,000円なり.

こっから税金が引かれるんだろうけど,悪くない年収ですよね.日本のポスドクだとフリーターと変わらないような金額なんですけど.

この話とは関係ないですけど,私も5年後くらいに,またみっちりかっちりと1-2年くらい研究に没頭してみたいですね.

まぁ,今からコツコツやっておこう.まだ枯れる年齢じゃないし.

2 件のコメント:

  1. 遅ればせながら、就職おめでとうございます!かっこいい車ですね(赤ってところがさすがです)。
    僕は先週dissertationを提出して、今求職中の身です。このポジションはどのメーリングリストにのってましたか?

    エセックスより

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  2. あ,どもども.vivaうまくいけばいいっすね.(って,たぶん,大丈夫だろうけど)あと,就職も.(学振の締め切りって今月の始めだったか)

    詳細はここにあるけど,keisukeくんはsemanticsやる人だったっけ??
    http://www.zas.gwz-berlin.de/index.php?id=2&L=1

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