2010/04/23

こんな様子

えと, 大学教師生活にもずいぶんと慣れてきたところなのだけれど, 北海道の気候ってよく分からないところがありますね. あったかくなったかと思えば, いきなり冷え込んだり, と.

うちの大学はいろいろとのんびりしたもんで, このペースに慣れると気楽というか, ぬるま湯に浸かった状態になってしまうのではないか, という危惧はあるのだけれど, まぁ, そこは個人の気質次第. 時間がけっこうとれるし, 図書の在庫が乏しいという致命的な欠点も, 今年に一気に電子ジャーナルのデータベースを大学が買ってくれるという話なので, ぼちぼちと研究が続けられる目処も立った.

総合的に見るとかなり恵まれた環境にいるのではないかと思います. しかし, 私はつくづく運のいい奴だな, と思う.

札幌という街もきれいで大きく, なかなかによいところだし, 車を運転するのは楽しいし.

学生さんたちもいい人たちばっかりです. たくさん笑ってくれるし, やるときはそれなりにやる根気もあるし.

正直, 一流どころの大学ではないので, 目を見張るほど優秀という学生はいないかもしれないけれど, ポテンシャルを秘めている学生はかなり見受けられます. 彼ら, そしてそれ以外の人たちにも何かしらの刺激と, そして授業を終えるごとに, 「あ, 今日はこういうことを学べたな, 知ることができたな, 考えられたなetc etc」という機会を提供することができればいいなと思います.

大学の授業だと, 受験のためというプラクティカルな理由で勉強する理由がとりあえずはなくなるし(単位を取るという目的があるのは確かだけれど), 教師が「正解」を教えるというカーストをとりあえずは切り崩して, ある種の解答がなぜ「正解」で「妥当」なのかという, 自分が日頃「当然」だと考えていることが「当然」ではないという疑問を自身に抱くきっかけを持ち, 「考える力」というものの育成に全力を傾けることができるのがいいなと思います.

さらにプラクティカルな理由もからむのだけれど, この不況下, うちの大学はなかなか就職率もよろしいので, むやみやたらに「就職のため」を意識して勉強しなくてすむのも恵まれているなと思う.

大学が就職予備校のような役割を果たすことが求められている一面は確かに事実だし, その消費者のニーズに応える義務が我々大学教員にはあるのではないかと思うのだけれど, 一方で, 資本主義社会のきまぐれな要請から学生たちを一時的に隔離・保護し, 彼らが今後立ち向かっていかなければならない, 誰も体験したことがない故に誰も道筋を示すことができない時流の中を生き抜く思考力の基礎と, 学びのための学びの場を提供することが学校教育の本義なのではないかと思います. まぁ, そんなこんなでよくも台風の目のようなこんな場所で働く機会が得られたものだと思います.

ところで, 学校では私は「だいぶ目立っている(学生談)」らしい. この理由は特にこの場では記さないけれど.

まぁ, 当然っちゃ, 当然なのかもしれんが・・・

あと, 学生さんたちにはいつも(?)のようになんか, あまり「先生」としての扱いを受けないようになってきたような気がしないでもない. なんか, こう, おもちゃにされているというか, なんというか.

この辺, 土屋賢二さんに通じるものがあるな・・・

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